国産ブランド、ジョーマッコイのスエードのモンキーブーツ
雰囲気はさすがアメカジやミリタリーテイストで人気ブランドのブーツ、アッパーのレザーの感じも良さげなブーツなのですが・・・・
靴底がボロボロの状態で当店に修理に持ち込まれました。こんな感じ


ね!
見事にボッコボコのボロボロなソール、いったいどうなっちゃってるの?て状態
こりゃあ、見事に加水分解しちゃってますね
こうなってしまうと、ソール残りがいくらあろうが関係ありません。まだまだ履き続けたいなら問答無用でソール交換ですね。
靴底さえ新しく交換すれば、上物のボディ・アッパーはまだまだきれいな状態なので、買い換えるにゃあ、ちと勿体無いないですね。
ソールさえしっかりしたメーカーのものを使えば、メンテしながら余裕でこの先10年20年は履けますからね

ちょっと愚痴っちゃうと、この加水分解したソール・・・
剥がすのも一苦労なんですよね
バリッと気持ちよく1枚で剥がれてはくれず、剥がそうとする度にボロボロ崩れていくのです。加えてちょっと粘着性があるので、手も工具もベタベタになってしまいます
さてさて
剥がし終えたブーツの姿はこちら
状態を確認すると、白いゴムのミッドソールがカチンカチンにプラスチックのように硬化してますねー。
うーん、このままだと履き心地に影響するだろうから、これも新しいミッドソールと交換かなあ。
ちなみに、この手のワークブーツの雄・レッドウィングが使っているミッドソールの材質なら20年ぐらい前のものでも、まだ柔らかさを保っていたりするんだから、レッドウィングなかなかやりますねえ。


ミッドソールを交換のため、剥がすとブーツの内部が見えてきましたよー。
シャンクとコルクが見えますよね・・・って、あ!
コルクじゃないですね、ジョーマッコイ!
コルクの代わりに、スポンジが入ってますね
男らしいワークブーツは、こういう見えないとこまでのディティールが大事なのに!!
当然、本格靴なら当たり前の天然素材の粒コルクを練って交換しときました
これで、the real McCoy=” 英語で「正真正銘の本物」の意味” になりました


この後、新しいミッドシールを貼ってブーツ修理には欠かせない靴底ミシンのRAPID Eで出し縫いをかけて、ビブラム4014ソールを装着すれば完成
修理完了後のブーツがこちら


今回の修理費用 ¥12,000+tax
杉浦
当店ではレッドウィングの色々なブーツの修理が可能です
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