まずは、1分ほどのこちらの靴磨き動画をご覧下さい。
グッドイヤーウェルト製法のしっかりした作りながら、3万円代ぐらいからの比較的手の出しやすい価格帯が受けて、人気のジャランスリワヤという、made in インドネシアの靴メーカー
このジャランスリワヤが、靴磨きをして見事に復活していく様子が動画で撮影されていますよ、ね!っね!
でも、実は・・・動画の中では嘘をついていることがあって・・・
この動画を撮影する前の状態、お客様が当店にこの靴を持ち込んだ時の状態はこちら
動画の最初の状態よりも、ものスゴイ状態でしょ!!(笑)
シミはあるわ、色抜けしまくってるわ、革もくたびれているわと、靴も随分とお疲れな様子。
これぐらいの状態だと当店では、丸洗いの靴クリーニングをオススメしています。
え?革靴って洗えるの??
大抵革靴を水を使って丸洗いするっていうと驚かれるのですが、
ちゃんと汚れを落としきる事、素早く乾かす事、乾燥後に栄養を与えてやることなど、いくつかポイントを押さえておけば、革靴も洗えるんですよー!
むしろ、たまーに水でキレイにさっぱりと洗い、丸洗いをやってあげることで、靴の表面の汚れはもちろん、靴の中側のホコリや老廃物を洗い流してやることで、革がシャキッと生き返ります。
頻繁に行う必要はありませんけど、例えば今大活躍しているブーツを、春になって収納にしまう前、靴クリーニングしてさっぱりキレイにしてから、片付ける人も多いですよ。
ちなみに、画像に浮き出ている白い粉のように吹き出しているシミ。これは靴の”塩ふき”と呼ばれています。
革がまだ加工される前の原皮だった頃、腐敗を防ぐために塩漬けにするのですが、後の工程で水につけて塩抜きし切れなかった塩分が出ているのか、足から発生する汗による塩分なのか
はたまた、古くなった靴クリームの油分が雨などに濡れた際に浮き出てきたのか
原因はいくつかあります。
普段履いていて突然浮き出てくるって事はほぼないのですが、雨にずぶ濡れになった時などに浮き出てくる時があります。
結構ガンコにシミとして浮き出てくるので、M.MOWBRAYなどの水性クリーナーだけでは、なかなか落とし切れない場合もあります。今回のように丸洗いのクリーニングがオススメですね。
さて、丸洗いクリーニングして、すっぴんになった靴がこちら
余分なものが洗い流されて、キレイにシミが取れましたね。
ここから冒頭の動画のように、補色して栄養もたっぷりと与えてあげて、磨き上げると・・・
こんな感じに、再び輝きを取り戻しました!
ツヤツヤに光って靴も嬉しそうですね
ちなみに今回の靴磨きでは、こんな道具使用して磨いています。
僕らのようなプロでも業務用の特別に光る靴磨き道具を使っているわけではなく、アマゾンでも買えるシューケア用品を使ってますよ
Amazon.co.jp ウィジェット
うん、見事に復活しましたね。お気に入りの靴がキレイに復活したので、またガシガシ履いてあげて下さいね。
ちなみにそろそろ、ソールの減りも気になる頃なので、靴底ソール修理の際もぜひ当店にご相談ください。
今回の靴磨き費用 ¥3,500+tax
杉浦
遠方にお住まいで当店に来店できない方の靴磨き・靴修理も承ります
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