いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
今回はHathorn(以下ハソーン)のオックスフォードのオールソールのご紹介です。
ハソーンはスモークジャンパーやセミドレスなどのブーツでおなじみのホワイツのセカンドラインのブランドとなります。
しかし、セカンドラインだからといって侮ることなかれ、作りはホワイツ同様しっかりしています。もちろんオールソールも可能なので長く履ける1足になっています。
見た目で言うと、ホワイツよりはほんの少しだけカジュアル寄りかなという感じです。
そんなハソーンですが、今回のご依頼は「靴が重いので軽くしてほしい」ということでした。
オリジナルではヒール部分とソール部分が分かれていない「一体型」ソールが採用されているかと思いますが、そちらを一度オールソールしてヒール有りのソールにしたところ、靴が重くなってしまったようです。
一体型ソールからヒール有りのソールに変えることで見た目はかなりドレッシーになり、落ち着いた雰囲気になりますが、どうしても靴の重量は重くなってしまうことが多いので、何を優先するかを決めるのは中々難しいですね・・
ということで、今回は一体型ソールであるVibram2021を採用してできるだけオリジナルに近い形でオールソールしました。
修理後の写真はこちら。
今回はソールの横部分であるコバ面を削り出したままにしましたがアッパー、ソールにものすごくマッチして渋いカスタムになったかと思います。
◆今回の修理内容◆
アウトソール:Vibram2021サンド
ミッドソール:5mmレザーミッド
コバ:ナチュラル(削り出し)
ご依頼いただき有難うございました。
大友